2026年9月15日、長濱蒸溜所から新作「シングルモルト長濱 THE NINTH BATCH(ザ・ナインス・バッチ)」が発売されます。
今回のテーマは、ワイン樽の華やかな果実感と、ピートのスモーキーさ、桜樽による和のニュアンス。
シリーズ第9弾となる今回は「紫の霞」をイメージし、ワイン樽熟成原酒を中心に、シェリー樽原酒やピーテッド原酒、桜樽原酒を組み合わせた個性的な一本です。
この記事では、THE NINTH BATCHの定価・発売日・味わい・前作との違い・買うべき人・将来価値までわかりやすく解説します。
シングルモルト長濱 THE NINTH BATCHとは?
「シングルモルト長濱 THE NINTH BATCH」は、滋賀県の長濱蒸溜所が手掛けるシングルモルトシリーズの第9弾です。
長濱蒸溜所は2016年に稼働を開始したクラフト蒸溜所で、小型のアランビック型ポットスチルを使ったウイスキー造りを行っています。
THE NINTH BATCHも輸入原酒をブレンドした商品ではなく、長濱蒸溜所で蒸留した自社原酒のみをヴァッティングしたシングルモルトです。
THE NINTH BATCHの基本スペック
| 商品名 | シングルモルト長濱 THE NINTH BATCH |
|---|---|
| 発売日 | 2026年9月15日 |
| 予約開始 | 2026年8月25日 |
| 容量 | 500ml |
| アルコール度数 | 50% |
| 原材料 | モルト |
| ボトリング本数 | 5,700本 |
| 希望小売価格 | 11,000円+税 |
| 税込価格 | 12,100円 |
500mlで税込12,100円と、普段飲み用としてはやや高価格帯です。
ただし、特徴的な樽構成と5,700本限定という点を考えると、長濱のバッチシリーズを追っている人には注目度の高い一本といえます。
THE NINTH BATCH最大の特徴は「ワイン樽×ピート×桜樽」
THE NINTH BATCHで特に注目したいのが、複数の樽原酒を重ねたブレンド構成です。
中心となるのは、赤系果実の華やかな風味を持つワイン樽熟成原酒。
- ワイン樽熟成原酒
- シェリー樽原酒
- アイラクォーターカスクのピーテッド原酒
- 桜樽原酒
ワイン樽の華やかさだけでまとめるのではなく、シェリー樽による厚み、ピートによる煙、そして桜樽によるオリエンタルなニュアンスを加えているのがポイントです。
長濱公式が今回の世界観を「紫の霞」と表現しているのも、複数の香味が重なり合う複雑さをイメージしたものと考えられます。
THE NINTH BATCHはどんな味?
公式テイスティングコメントを見る限り、今回のNINTH BATCHは華やかさだけではなく、かなり濃厚で複雑な方向に仕上げられています。
香り
最初に感じられるのは、ワイン樽原酒によるベリーやレーズン系の甘い果実香。
そこにアイラ樽原酒由来のピート香が重なり、さらにシェリー樽由来のドライフルーツ、桜樽による和を感じさせる香りが続く構成です。
味わい
口に含むと濃密な果実の甘さと重厚なモルト感が広がり、その後からスモーキーなアクセントが現れるとされています。
イメージとしては、
赤系果実の華やかさ
↓
シェリー系の濃厚な甘さ
↓
ピートのスモーキーさ
↓
桜樽の和のニュアンス
という流れ。
甘みの強いウイスキーだけでなく、ピートの効いたスモーキーなウイスキーが好きな人にも気になる構成です。
※発売前の記事のため、ここでは公式テイスティングコメントと原酒構成をもとに味わいを解説しています。
THE EIGHTH BATCHとの違い
ひとつ前の「シングルモルト長濱 THE EIGHTH BATCH」は、2026年3月31日に発売されました。
第8弾で特徴的だったのが、桜樽とアンブラナ樽。
一方、第9弾ではワイン樽を中心に、シェリー樽・ピート・桜樽を重ねています。
| THE EIGHTH BATCH | THE NINTH BATCH | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年3月31日 | 2026年9月15日 |
| 主な特徴 | 桜樽・アンブラナ樽 | ワイン樽・シェリー樽・ピート・桜樽 |
| 容量 | 500ml | 500ml |
| 度数 | 50% | 50% |
| 税込定価 | 12,100円 | 12,100円 |
| ボトリング本数 | 4,000本 | 5,700本 |
EIGHTH BATCHが桜樽とアンブラナ樽によるエキゾチックな樽香を特徴としていたのに対し、NINTH BATCHは「果実・甘さ・煙・和」を重ねたタイプ。
同じ12,100円でも、味わいの方向性はかなり違います。
定価12,100円は高い?
THE NINTH BATCHは500mlで税込12,100円。
700ml換算すると約16,940円なので、容量だけを見ると決して安いウイスキーではありません。
そのため、コストパフォーマンスだけを重視するなら優先順位は下がります。
一方で、
- 長濱蒸溜所の自社蒸留原酒のみを使用
- アルコール50%
- 複数の個性的な樽原酒をヴァッティング
- 5,700本限定
- シングルモルト長濱バッチシリーズ第9弾
という商品背景まで含めれば、クラフトジャパニーズウイスキーとして特別不自然な価格設定ではありません。
「安い長濱を飲みたい人」ではなく、「今回の樽構成を飲んでみたい人」向けの一本と考えるのが分かりやすいでしょう。
THE NINTH BATCHは買うべき?
結論として、今回のNINTH BATCHは飲む目的ならかなり面白い一本だと考えています。
最大の理由は、やはり樽構成です。
ワイン樽、シェリー樽、ピート、桜樽という組み合わせは個性が強く、単なる甘口系・スモーキー系のどちらかに分類しにくい構成です。
買う候補に入れたい人
- シェリー系・ワイン樽系ウイスキーが好き
- スモーキーなウイスキーも好き
- 桜樽など和樽に興味がある
- 長濱の過去BATCHを飲んでいる
- 少し変わったジャパニーズウイスキーを探している
見送ってもいい人
- 5,000円前後のコスパ重視で探している
- 軽くてクセの少ないウイスキーが好き
- ピート香が苦手
- 値上がり目的だけで購入を考えている
THE NINTH BATCHは値上がりする?将来価値を考察
THE NINTH BATCHは5,700本限定ですが、限定品だから必ずプレミア価格になるわけではありません。
ウイスキーの将来価値を考えるうえでは、単純な本数だけではなく、蒸溜所のブランド価値やシリーズ人気、海外評価、市場在庫なども重要です。
| 評価項目 | 見方 |
|---|---|
| 限定性 | ○ 5,700本限定 |
| ブランド力 | ○ 長濱蒸溜所の成長次第 |
| コレクション性 | ○ バッチシリーズ第9弾 |
| 短期プレミア期待 | △ 過度な期待は禁物 |
| 長期的な可能性 | △~○ 今後のブランド評価次第 |
そのため、現時点では「投資目的だけで複数本確保する商品」まではいかないというのが当サイトの評価です。
むしろ、飲んでみたいと思える人が購入し、未開封で残った一本が将来的に希少になれば面白い、くらいの距離感が合っています。
Amazon・楽天で買える?購入時は定価を確認
THE NINTH BATCHは発売前からオンラインで予約販売が始まっています。
購入する際に覚えておきたい基準価格は、税込12,100円です。
発売直後や在庫が減ったタイミングでは、定価を超えた価格で出品される可能性もあります。
Amazonや楽天市場で購入する場合も、まず12,100円を基準に比較してから判断するのがおすすめです。
長濱が気になる人におすすめの関連記事
ジャパニーズウイスキーを価格・特徴・将来性まで含めて比較したい人は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ|NINTH BATCHは「ワイン樽×ピート×桜」が面白い
シングルモルト長濱 THE NINTH BATCHは、2026年9月15日に発売されるシングルモルト長濱シリーズ第9弾です。
今回特に注目したいのが、
- ワイン樽による赤系果実の華やかさ
- シェリー樽による濃厚さ
- ピートによるスモーキーさ
- 桜樽による和のニュアンス
という個性的な組み合わせです。
500ml・税込12,100円なので安い一本ではありませんが、過去の長濱とは違う複雑な味わいを楽しみたい人には面白い選択肢です。
一方で、5,700本限定という理由だけで短期的な値上がりを期待するのはおすすめしません。
「投資だから買う」のではなく、「飲んでみたいと思えるか」で判断する。
THE NINTH BATCHは、そんな選び方が合うウイスキーだと思います。
